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ひろめよう合掌のこころ

活動内容 2017.11.01

清水区妙慶寺 法灯継承式

清水区清水町の妙慶寺で10月1日、第37世井水堯文師から第38世井水文誠師へ法灯を継承する「法燈継承式」が行われ、僧侶檀信徒約200人が参列した。当寺は、大永年間(1521~8)に領主今川義元が開基檀越となり、息女の円教院殿妙慶日恵大姉の菩提を弔う為に開創された。法要は境内の梵鐘の逸話で開式した。この梵鐘は寛政7(1795)年に鋳造されたものであるが、第二次大戦中に軍部の金属供出の令により、軍事物資に再転用のため強制的に接収された。その後、戦利品として米国に運ばれ、40余年経過した昭和63年に、アメリカ、カンザス州トピカ市より奇跡的に返還されたのである。「幸運の梵鐘」の音色で始まった式は、要所では雅楽の生演奏が行われ、正に音楽法要であった。法灯を継承した文誠上人は、歴史深い妙慶寺の護持と発展を祈念した。

 

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