2026.9.5
教箋

受うるはやすく、持たもつはかたし。さる間成仏は持たもつにあり。

九月九日は「重陽(ちょうよう)の節句」、別名「菊の節句」と呼ばれます。
古くから菊は長寿や無病息災を願う縁起の良い花とされ、
その気高く美しい姿は、人が目指すべき生き方にも重ねられてきました。
菊の花が土から養分を少しづつ吸って育っていく様に
私たちの信心もまた一日で育つものではありません。
毎日
「南無妙法蓮華経」
とお題目をお唱えし仏さまに手を合わせる積み重ねが、
少しずつ心を育て、思いやりや感謝の心を深めてくれます。
「受うるはやすく、持たもつはかたし。さる間成仏は持たもつにあり。」
日蓮聖人は、信心を続けることの難しさ
そして大切さを繰り返しお示しくださいました。
毎日の小さな積み重ねが、やがて人生を豊かにする大きな糧となります。
重陽の節句を迎えるにあたり
今ある命に感謝し
ご先祖さまや仏さまへの報恩の心を新たにして
お題目とともに穏やかな日々を着実に歩み
人生に大輪の花を咲かせてまいりましょう。