2026.7.1
教箋

七月盆・八月盆の由来と地域差

七月になり暑くなって来ましたが
十三日から十六日は、七月の新盆になりますね。
中には「えっ、お盆って八月じゃないの?」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
七月のお盆と八月のお盆があるのは、明治時代の暦の変更が理由です。
もともと日本では旧暦(太陰太陽暦)を使っていましたが、
明治時代に新暦(太陽暦)が採用されました。
その結果、お盆の時期にずれが生じ
新暦の七月十三日~十六日に行うものを
「新盆」
旧暦に近い時期である八月に行うものを
「旧盆」
と呼ぶようになりました。
現在では地域によって
七月または八月にお盆を迎え、
ご先祖様を供養する大切な行事として受け継がれています。
さて、そんなお盆ですが
元の由来は仏教の「盂蘭盆」にあります。
お釈迦様の弟子・目連尊者が
亡き母を救うために
多くの供物を捧げて供養したこと
が始まりとされています。
現在のお盆で比べると
少し話が違うように感じますが、
大事な部分は
沢山の料理を供養したという点です。
日本のお盆では、ご先祖様が家に帰ってくると考えられており
お供え物をしておもてなしをします。
形は異なりますが、目連尊者の故事と同じく
亡き人を思い供養する心が大切に受け継がれています。
お盆の本質は、ご先祖様への感謝と供養の気持ちを表すことにあるのです。