お知らせ

妙海寺

住所静岡県沼津市下河原466-1

TEL055-962-1408

山号龍王山

寺院情報本尊 曼荼羅本尊
創立 正嘉2年(1257)
開山 中老僧但馬公日実聖人
開基 山本弥三郎重安(優婆塞日安)
寺宝 宗祖真筆本尊3幅 釈迦如来座像 祖師像 涅槃図 三十番神図等
  いずれも宗宝または準宗宝
沿革 日蓮聖人が岩本実相寺に行かれる途次、津波よけの祈祷を行った霊跡である。現在もその遺跡は「如来堂」という地名で残っており、沼津海岸である千本浜にほど近いその場所は妙海寺の墓地となっている。
 寺伝によれば、一切経閲覧の為に岩本実相寺に日蓮聖人が向かわれた際、沼津に立ち寄られた。その時、沼津は高波によって里人は被害を受け、困窮を極めていた。日蓮聖人は海岸の近くで釈迦如来を祀った小堂「如来堂」で、高波を静めるために8日間の祈祷を行った。祈祷満願となる8日めの早朝、八大竜王が現れ、聖人の読経により法味を得て神通力を回復したと告げ、水難を鎮め、当地における法華経信者を守護することを誓ったという。その様子を見ていた山本弥三郎重安というものが聖人に帰依し、後に如来堂を改築して寺の体に整え、聖人の直弟子である但馬公日実を開山にむかえて、妙海寺は創設された。創設に当たり、寺の本尊として1幅、後に山本弥三郎夫妻に2幅の本尊が聖人から与えられ、現在も伝わっている。妙海寺の正式名称は「八大龍王万年守護山妙法蓮華経虚空海会寺」という長いものであり、室町時代には「海会寺」と略称していたこともあった。戦国時代には北条早雲を初め、今川、武田などから所領安堵の朱印状を得ている。江戸時代に勢力は最大となり、所領は一万坪を越え、末寺6か寺、塔頭3坊を有したと言うが、現在は末寺3か寺のみが残っている。なお、日蓮聖人が行った8日間の祈祷は「八日堂」とよばれ、毎年12月31日~1月8日にかけて現在も行われている。
JR沼津駅下車。徒歩15分。
行事八日堂祈祷法要(左写真)(12月31~1月8日)
涅槃会(2月15日)
盂蘭盆会(7月13日~15日)
施餓鬼会(7月16日)
お会式(10月23日)
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