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ひろめよう合掌のこころ

活動内容 2016.06.23

平成28年度 布教師会総会

布教師会(塚本智秀会長)は5月16日、総会と研修会を富士市内のホテルで開催し、管内僧侶約40人が参加した。

研修会では今年3月に行われた布教師会発会50年記念講演に引き続き、山口県立大学大学院教授で東京都江東区善應院住職の鈴木隆泰師が、『輪廻と霊山往詣』と題した講演を行った。

鈴木師は日本人の死生観は「人は死んだら『山』に帰り、この世に住み続け、折にふれて生者の世界と交流する」と考えるところにあり、法華経の世界観と似ていることを論証した。
仏教は日本においては、霊を浄化し、強化する呪術的な役割を期待されてきたと説明し、現在行われている仏教行事すべてに論理的正当性があるとした。
ただしその際、インドで生まれた仏教をそのまま理解しようとすると、日本人の共通認識としての死生観から離れ、「仏教原理主義」になる危険性があることを指摘し、お盆や年回法要、葬儀やお彼岸などの仏教行事を、あくまで日本的に理解することが大切であるとした。

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また、布教師会は発足50周年を記念して三枚組DVD『傳燈‐高座説教‐』を制作し、全国各管区の布教師会に寄贈した。

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