ひろめよう合掌のこころ
活動内容 2016.01.15
昨年11月30日、三輪是法身延山大学教授を招いて、「日蓮大聖人のご遺文に聞く ―家族のきずな―」と題し、富士市交流プラザで開催した。
三輪教授は、個の「自由」が尊重されすぎることによって、現代において家族の絆が失われつつあることを指摘。そして絆を取り戻すには、相手も自分と同じであると考える「共感力」が必要であるとした。人に共感することにより「慈悲」の心が生じ、人の幸せのために行動する「菩薩行」ができる。その結果お互いに「信」がうまれ、絆が生まれる。経済効率や個人の欲望を優先するのではなく、人のために「不自由」であることを喜びとする、そんな新しい価値観が必要であると説いた。
最後には一念三千の理解などについて、活発な質疑応答がなされた。