ひろめよう合掌のこころ
活動内容 2016.01.15
昨年11月24日、裾野市宗門史跡車返霊場でお会式法要が営まれた。
車返霊場は、日蓮聖人が文永11年(1274)、身延に入山する際に立ち寄り、宿泊されたといういわれがあり、平成4年には宗門史跡に指定されている。他宗の人たちが、法要を行う特別な日だけ「一日法華」となって護持してきたという特殊な歴史をもつ。堂内安置の祖師像は、かつては富士山頂に安置されていて、明治25年に遷座されたものと伝えられている。
当日は午前11時から、中條所長を導師に法要が行われた。中條所長は挨拶で、日蓮宗の「お会式」のもつ特別な意味を説明した。法要後には法楽加持が行われた。
出席者からは「この地域の歴史を後世に伝えて、伝統を護っていかなければ」との声が聞かれた。