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ひろめよう合掌のこころ

活動内容 2019.05.16

法蔵寺で北斎サミット記念写生大会開催

「富士市に残る北斎の足跡を辿る会」(佐野隆洋会長)主催、「北斎サミットジャパン委員会」(神山典士委員長)共催、富士市後援の、北斎サミット記念写生大会「北斎の冨嶽三十六景を描こう」と「北斎没後百七十周年記念法要」が4月27日、富士市法蔵寺(白木智馨住職)で行われ、近隣に住む幼稚園から高校生までの子どもたち約30人や保護者など、計約100人が参加した。

 北斎サミットは、葛飾北斎の業績を宣揚するために発足、今年10月19日にはシンポジウムが開催される。「冨嶽三十六景」のひとつ、「駿州片倉茶園ノ不二」は、法蔵寺境内からの景色であるとされることから今回、写生大会が開催されるはこびとなった。

 当日はあいにくの雨天。開会式ののち、子どもたちは書院に移り、法蔵寺裏山から見た富士山の写真と、北斎作「駿州片倉茶園ノ不二」を見ながら、持ち寄った色鉛筆や絵の具を使い、想像力を働かせて思い思いの富士山の絵を描いた。保護者たちは本堂に残り「北斎没後百七十周年記念法要」に参列した。

閉会式では、作家でもある神山典士氏が「北斎は生涯で三万点も描いています。それには一日一枚以上描かなければいけません。皆さんも、何でもいいから自分が好きなものを見つけて毎日毎日続けていってください」と挨拶した。

最後には子どもたちの芸術の上達祈願会が行われた。

子どもたちからは「雨で残念だったけど、思った通りの絵を描けた」「北斎と同じ場所で絵を描けるのがうれしい」などの声が聞こえた。

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