ひろめよう合掌のこころ
活動内容 2017.10.30
富士市妙祥寺で「山門・山橋完成渡り初め式」がお会式とあわせて執り行われ、僧侶檀信徒約二百人が参加した。
これは「宗祖日蓮聖人降誕八〇〇年慶讃」と「妙祥寺開創七〇〇年記念」の事業の一環として発願されたもの。妙祥寺の山門は安政元年(一八五四)の大地震で失われていたが、このたび山橋と左右の枯山水の庭とともに整備し、完成に至った。
山門は薬医門形式の平唐門で、樹齢120年を超える木曾ひのきを使用。各所に彫刻が施され、また屋根は銅板でこけら葺き風につくられていて、壮麗な造りとなっている。
当日は加持祈祷ののち、テープカットが行われ、住職を先頭に関係者と檀信徒が山門をくぐり、山橋をわたった。住職はあいさつで「この度の山門完成は、皆さまの外護丹精のおかげであるとともに、まさに仏縁のおかげです。山門の完成は復興の象徴。今後天変地異があっても、お互い助け合っていけるような開かれたお寺にしていきたい」と語った。